ババベラの花火 

お酒と音楽の自分その中に見せたい気持ちがある

冬の思い出

何年前だろうか

 

雪の降る街に一人で旅をした

 

その街は活気にあふれ人のやさしさを近くで感じた

 

駅に降り立ってすぐに電車を乗り継ぎ

ある駅まで向かった

 

その駅は昔聞いていった名物の食べ物がある駅だ

 

お店はすぐに見つかった

 

そこのお店は昔ながらの大阪のお好み焼き屋さんのような

雰囲気で遠くに来ているのになぜか落ち着いた

 

とてもやさしい口調で話しかけてもらった

 

なぜ遠方から来たのが分かったのだろうか

「どちらから来たの?」

 

びっくりしたが多分キョロキョロしていたのだろう

 

お店のおばさんは注文の物を出してくれた時に

優しく微笑んだ

 

その顔が昔見た懐かしさを思い出させてくれた

 

満足いく食事をして店を後にした

 

白い息が新鮮で深く息を吸い込んで

また駅に向かった

 

夜まで何もすることがない

ホテルにチェックインして周りを散歩した

 

夜は雰囲気のいい居酒屋さんに向かった

 

アルバイトの子だろうか

私が旅人だと気づいたのか話しかけてきた

 

一人で飲むお酒とは違い楽しい時間を過ごした

 

夜もいい時間になりホテルに向かって

その日は終わった

 

何もないただの遠出の旅でしたが

私にとってはデトックスできた時間と出会いでした

 

ストリートのバンドのCDを買い自分の想いでのお土産にした

 

帰りは途中東京によって一泊して昔歩いた道を

一人で歩いてみた

 

浜町の明治座の裏を歩きながらよく言った甘酒横町の駄菓子屋barにも

寄ってみた

 

何年ぶりだろう

 

4年以上来ていないのにマスターに

「お久しぶりです」

 

驚いた

 

自分は思った以上にいろんなところに関わってっていたんだ

 

そう思うと一人旅と言いながらいろんな人々の中に自分がいて

安心するこの町もあの町も自分の足跡を残していてよかった

 

今までよりもこれからの時間しか過ごせないので

もっと自分の足跡をつけていきたいと思った旅でした